2010年12月7日火曜日

出逢い

㈱OKU社長、私、LinenKids創設者 Jurate



クリスマスを間近にして、広島の夜も街全体がクリスマスライトで輝き、

寒さの中に活気が漲るようになりました。 昨夜はやや暖かめの気候で、

イルミネーションを見物するには絶好のタイミング、広島ドリミネーションに繰り出し、

それぞれの夜を楽しまれた方も多かったかもしれません。

そして私にとっても、昨夜は別の意味で格別な夜でありました。

少しお話させてください。


一週間ほど前、LinenKids 創設者 Jurateさんから、突如として、今までとはちょっと違う

内容のメールが届きました。

「日本に行けることになったので、是非会いましょう。」


ネットという媒体を使って彼女の存在を始めて知ったのは、今から一年半ほど

前のことです。とにかく魅力的な「リネン」という素材を使って何かビジネスができないか・・・

夫婦で勢力的に働きかけていた矢先、そんな私達の存在を知った彼女が、

LinenKidsの看板の下、一通のメールを送ってくれました。

当初私達は、リネンの布の輸入を考えており、リトアニアの各リネンメーカーに

アプローチしている最中でしたが、リネンについて勉強し、その溢れんばかりの

魅力を知るにつれ、ただの布としてだけではなく、その特徴を活かした何か・・・

自分達にしかできない何か・・・そんな物はないかと模索していました。


ユラテさんからのメールを読んだとき、彼女のリネンに対する熱い思い、

子供たちへの愛情、リネンキッズという、子供の肌とリネンの関係に特化した

ブランド作り・・・そんなもの全てが私の心を強く打ち、興奮したのを覚えています。

まるで私達が取り止めもなく思い描いていたリネンビジネスの形がそこにありました。

そこから、リトアニアと日本、二人の密なやり取りが始まります。

そのほとんどがメールというお互い顔の見えない中でのやり取りでしたが、

文章の裏にあるお互いの気持ちが不思議なほど分かり合える感覚がありました。

恐らくこれまでに、何百回と言うメールのやり取りがあり、その間により信頼関係

が強まり、正規代理店契約の成立、リネンキッズジャパンが誕生を迎えます。

思い描いていたことが・・いや、それ以上が夢が一つ一つ実現され、

みるみると形作られて行きました。

でも、ただ一つだけ実現していなかったこと、それはたった一度のface to face

での彼女との対面。そして、そのチャンスは思わぬタイミングで、昨夜訪れました。



何せお互いがスモールビジネスからの出発であるゆえ、遠く離れたお互いの国へ

おいそれとは行けない状況でしたが、ユラテさんに急遽来日のチャンスが訪れ、

なんと広島へも来るというのです。

タイトなスケジュールの中、夜8時からとい限られた対面でしたが、約2時間に渡り

仕事のこと、お互いの家族のことなど多岐にわたり会話が弾み、出会う前の緊張は

一瞬にして消えてなくなり、まるで初対面とは思えないほど打ち解けた気持ちで

いられたのは私だけでしょうか。彼女からの一番最初のメールに走った直感、

「この人とならきっと良い仕事ができる。 」という思いは、このとき確信へと変わりました。


彼女の言葉で何よりも嬉しかったのは、彼女が私達の存在を知ったとき、

「自分と同じようにリネンを愛し、お互いの気持ちが不思議なほどに分かり合える。

会ったことは一度もないのに、それはもう何十年来の友達のような感覚だったわ。」


と、それはまるで私が彼女に抱いていた気持ちと同じように感じてくれていたこと。


ビジネスはいつも、山あり谷ありです。

時には失敗を繰り返し、進むべき方向が見えなくなってしまうこともあります。

でも、頑張ったからこそ味わえるこんな感動、こんなにもすばらしい出逢いが

ある日前触れもなくやってきます。

奇跡的なタイミングと「リネン」が繋げてくれた彼女との出逢い、

リネンキッズとの出逢いに感謝し、これからも大切にしていきたいと思っております。

そして、この宝物を通じて、少しでも皆様のお役に立てますことを心より願っております。

LinenKidsJP
Kishiko

2 件のコメント:

  1. はじめて拝見させてもらいました。
    大きな事業をされているんですね。
    ただただ、凄いと感心しました。ネット社会に
    まだまだついて行けてない私でした!

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  2. 川口さん、コメントありがとう。^^
    大きな事業なんて^^; 夫婦で小さく
    こつこつやってます。
    またそちらのブログにも行かせて
    もらいますね♪

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