2011年4月4日月曜日

リトアニア













Dear friends,

ブログを読んでくださるみなさんへ 今、リトアニアに来ています。
ロシアの西、バルト海に面した 三国の小さな一国です。 中世の古い建築物の多くが今でもそのままに残り、街全体に当時の面影を美しく再現しています。

この国は、協会と十字架の多い国です。町の際立った建物を指差し、 あれは何かと尋ねると、そのほとんどが古くから残る教会であることが わかります。1990年最後の独立を遂げるまで、ロシアをはじめ他国の 支配下に度々晒されてきたこの国の人々にとって、宗教は切り離せない 存在であったことが伺われます。

人々は見知らぬ人間に対して決して最初から友好的でない場合も多いものの、一度心を許すと、リトアニア式のもてなしてでこれ以上にない 歓迎を受ける。
先進国のような商売っ気やご愛想がないところが、 私にとって不思議と心地よい。

決して煌びやかな印象はないけれど、古い教会の美しい佇まいに 現地の方々の温かいスピリッツが映し出され、複雑な歴史を乗り越えてきた時代の面影が、町のあちこちに物悲しく残存する。
その場所にいるだけで、時代がそっと
語りかけてくるようなこの国の魅力は、私の心を惹きつけて止まない。

数年前まではどこにあるのかも知らなかったこの国で、 何の縁があってか
今この脚でその大地を踏みしめ、 日本より少し冷たいその空気を胸一杯に吸っている。

人生とはつくづく不思議で面白いと思う。

ここリトアニアでも日本の震災を多くの方々が心配して くれています。日本の文化に敬意を抱いている方も多く、 親日家が多いことでも知られています。

「日本は強い国です。人々はたくましい精神を持っています。 少し時間がかかるかもしれませんが、必ず復興します。」
と、そう伝えてきました。

今日でリトアニアも7日目。一通りの仕事を無事に終え、 昨日からビリニュスに来ています。フライトが遅れたため、
残りの二日をここで過ごし、帰国します。

現地で生まれたたくさんの物語はまた改めて...

帰国したころには満開の桜が出迎えてくれるでしょうか。

Kishiko

p.s. special thanks to Indre&Jurat

2 件のコメント:

  1. お帰り!リトアニア、どんな国だったの?
    お土産話たのしみにしてます。

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  2. ただいま!ありがとう。^^
    リネンキッズブログにストーリーを
    アップしてるので見てね。^^

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